(7日、プロ野球 ロッテ8-2西武)
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七夕生まれにちなんでつけられた名前は「星也(せいや)」。7日の24歳の誕生日に先発を任された3年目の左腕、ロッテ・土肥星也が、5回を1失点に抑え、今季3度目の登板で今季初勝利をつかんだ。試合後、ファンからバースデーソングの大合唱で祝ってもらうと、関西弁でうれしそうに話した。「これで帰って気持ち良くお酒が飲めますね」
大阪府出身で、2016年のドラフト4位指名で大阪ガスから入団した。昨季は制球に悩み、2勝止まり。オフにゴムチューブを使ったトレーニングで下半身の強化に徹した。太ももの筋肉がつき、「ズボンがパンパンになった」。186センチから角度のある速球を投げ込む本格派だ。投球フォームも安定し、今季は2軍で8勝を挙げるなど自信もついた。
今季4勝の20歳の右腕、種市が胃腸炎で登録抹消され、誕生日に登板が転がり込む幸運も重なった。「種市が胃腸炎になってくれたおかげ。感謝します」とにやり。短冊に願いを書くとしたらと問われた際には、こう答えた。「大谷翔平(大リーグ・エンゼルス)になりたい」(室田賢)