けがさえなければ、とささやかれ続けた韋駄天(いだてん)が、今年は違う。ロッテの10年目、荻野貴司。今季はけがによる離脱がなく、打率3割3分0厘でパ・リーグ1位に立つ。後半戦も、このまま突っ走れるか。リードオフマンが何度もホームまで駆け抜ければ、チームの浮上につながっていく。
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球宴前、最後の試合となった10日の西武戦。五回に左中間への二塁打を放ち、一つの壁を乗り越えた。今季95安打目は、意外にも、シーズンの自己最多を塗り替える一本だった。
その年間安打数の少なさにプロ人生が色濃く映る。
2009年秋のドラフト1位で…