赤ですか? 白ですか? いえ、私はロゼで――。そんなやりとりが増えてくるかもしれない。欧米の一部の国ではロゼワインの消費量が増え、国内の業界ではブームを先取りしようとする動きが見える。カギはワインの多様性を認める食文化が根付くかどうかだ。
東京・銀座に昨年オープンした「GINZA SIX」。高級ブランドなども入る大型商業施設の地下2階のワインショップ「エノテカ」には、非発泡性だけでも常に約100種類のロゼがそろう。国内に約60店舗を展開するが、ロゼをウリにするのはここだけ。伸びしろを見込んでのことで「若い人たちに受け入れられている実感がある」と樋上亮店長(36)は言う。
ここにきて“ロゼ推し”の兆しが目に付く。
サントリーワインインターナシ…