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根尾の地元・飛騨からアルプスに200人 歓喜にわく

第100回全国高校野球選手権記念大会は21日、大阪桐蔭(北大阪)が史上初の2度目の春夏連覇を達成し、幕を閉じた。岐阜県飛驒市出身の根尾昂(あきら)君(3年)は決勝でも本塁打を放つなど活躍し、地元からスタンドに駆けつけた応援団も歓喜に沸いた。


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この日、三塁側アルプス席には、飛驒からバス4台で来た飛驒市民ら約200人に加え、都竹淳也市長(51)も駆けつけた。


「今までこんな選手は飛驒にいなかった」。優勝の瞬間を見届けた飛驒市の居酒屋経営、千原正明さん(67)は興奮気味にこう話した。3年前まで地元の少年野球チーム「古川ジャガーズ」の監督を務め、根尾君がいた「古川西クラブ」とよく対戦した。合同チームを組み、遠征に連れて行ったこともあるという。


当時から身体能力がずば抜けていたという根尾君。球が速く、ブルペンで投げると人だかりができたという。だが、それ以上に千原さんが評価するのは性格や野球に対する姿勢だ。「とても努力する子で手によくマメを作っていた。ご両親に似て、礼儀正しく素直な子。飛驒のみんなが応援しているよ」


この日、今大会3本目となる本塁打を放った根尾君。優勝を決め、周りの人たちからもみくちゃにされた父・浩さん(52)は「みんなが打たせてくれたホームランでした」と感謝した。(竹井周平)


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