(25日、高校野球岐阜大会決勝 大垣日大7―1大垣商)
地方大会をライブ中継中! 「バーチャル高校野球」で過去最多700試合
夏の甲子園、歴代最高の試合は? 投票ベストゲーム
地方大会の熱中症対策呼びかけ 朝日新聞社と日本高野連
1失点完投で2年連続甲子園出場を決めた大垣日大の修行(しゅうぎょう)だが、喜びは控えめだった。「去年の方がワーッとなった。今年は校歌を歌いながらスコアボードを見て、実感が湧いてきた」
昨夏の甲子園は初戦で敗退。昨秋、今春も本来の投球ができず、背番号「10」で最後の夏を迎えた。準決勝に続く連投で立ち上がりは制球がばらつき、先に1点を失った。「すぐ反撃してくれた。もう点をやらないという気持ちで投げた」。内藤、日高の適時打などで援護してくれたバックに感謝した。
74歳の阪口監督も「負けて反省、勝って反省。精神力をほめてやりたい」と修行の成長を認めた。本人は「去年の甲子園はいい思い出がない。違う姿を見せたい」と誓った。(編集委員・安藤嘉浩)