吉野家ホールディングス傘下の「吉野家」と「はなまるうどん」、すかいらーく系のファミリーレストラン「ガスト」は23日、全国の計3千店で使える共通の割引券を発売すると発表した。
各店で27日から販売する1枚300円(税込み)の「3社合同定期券」を買って店頭で示すと、吉野家で80円、ガストで100円割引になり、はなまるでは天ぷらが一つ無料になる。9月10日から10月21日まで使える。
コンビニで買う弁当や総菜など「中食」が伸び、外食業界をとりまく環境は厳しさを増しており、競合する大手による異例の連携となった。吉野家はひとりでの利用が中心だが、ガストやはなまるは家族客も多い。競合を避け、利用客を互いに取りこむことができるとみている。