大阪府立と大阪市立の昼間部のある高校について、府教育庁は30日、2023年度までに8校減らして計141校にする再編計画案を教育委員会議で提示した。19年度には大阪市生野区の府立勝山高校の募集停止を検討。教委の会議などをへて、府と市が11月に決める。 府によると、少子化の影響で府内の公立中学校の卒業生が19年度の約7万人から23年度には約3千人減る見通し。これまで進めてきた再編計画で、21年度末に149校になることに加えて、改めて再編計画をつくることにした。 再編の対象は3年連続で志願者が定員を下回るなどした学校。勝山高校は16年度から入学者が3年連続で定員割れしている。 府は、就学年数を選べるなど多様で柔軟な教育へのニーズが高まっているとし、計画案では、20年度から、桃谷高校の多部制単位制の昼間部を現在の勝山高校の校舎に移し、新たな高校として定員を増員。桃谷高校は夜間部の単位制と通信制を残して存続する。桃谷高校は14年度から5年連続で志願者が定員を上回った。 府の担当者は「学び直しの機会を増やす意味でも、多部制単位制の拡充は必要だ」としている。 勝山高校以外の閉校する学校については今後、府教育庁、市教委が志願状況などを見極めながら検討する。(渡辺元史) |
大阪の公立8高校閉校へ 少子化で、2023年度までに
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