大阪市の吉村洋文市長は2日、来年度以降の全国学力調査の結果を、校長や教員の人事評価とボーナスの額に反映させる意向を明らかにした。具体的な仕組みは今後、市教育委員会と協議するという。
全国学力調査は、文部科学省が全国の小学校6年生と中学校3年生を対象に毎年実施し、2017年度からは政令指定市ごとの結果を公表している。大阪市は指定市20市の中で平均正答率が2年連続で最下位だった。
吉村市長はこの日の記者会見で「非常に残念だ。最下位であることに、僕が納得できる理由がない。教員の意識が変われば結果は出ると思う。市長の予算権をフルに使って意識改革したい」と話した。
吉村市長は「目標は(指定市2…