ジャカルタ・アジア大会では、約1万3千人のボランティアが大会を支えている。各国選手団のアテンドや会場案内などの活動内容は、9月に募集が始まる2020年東京五輪・パラリンピックのボランティアと重なる。ただ、アジア大会では、ボランティアに日当が支払われている。
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会社員のアルディナさん(26)は、「色んな国の選手に会えるのが楽しみだし、大会の手助けを出来るのは誇らしい」との理由でボランティアに参加した。大会組織委員会から推薦状をもらったうえで、勤務するIT関係の会社に18日間の有給休暇を申請した。
大会組織委員会は1月にボランティアの募集を始め、約2万3千人が応募した。書類や面接を経て、1万3千人が合格。18~23歳の若者が多く、半数以上が大学生だという。ボランティアには路線バスの無料パスが支給され、それとは別に、食費と交通費手当として1日30万ルピア(約2300円)の日当が支払われる。
「30万ルピアは、ジャカルタの一般の会社員が1日に稼ぐのと同じぐらいの額」とアルディナさんは話す。
大会組織委のボランティア担当…