加工食品のオーナーを募って現金を集めていた「ケフィア事業振興会」(東京)が3日、東京地裁から破産手続きの開始決定を受けた。同社が明らかにした。東京商工リサーチによると、グループ会社も含めた債権者数は約3万3千人で、負債総額は約1053億円に上るという。同社は「多大なご迷惑をおかけし、深くおわび申し上げる」などとするコメントを発表した。
加工食品オーナー募り資金集め…消費者庁が注意喚起
同社をめぐっては、預かり金の返済や利子などの支払いが遅れているとして、消費者庁が8月末に社名を公表。同庁によると、2017年11月~今年7月末に満期を迎えた契約のうち、少なくとも約2万人に対する約340億円の支払いが遅れているという。