シリア内戦を巡り、アサド政権軍が反体制派の最大拠点・北西部イドリブ県を総攻撃する構えを見せていることを受けて、米ホワイトハウスは4日、「アサド大統領が再び化学兵器を使うことを選べば、米国と同盟国は速やかにかつ適切に反応する」と報復攻撃を示唆する声明を発表した。
反体制派「最後の拠点」、緊迫 シリア政権軍、総攻撃の構え
特集:シリア情勢
同県では約290万人が孤立し、化学兵器が使用されなくても、大規模な総攻撃が開始されれば、市民に多くの犠牲者が出るのは必至の状況だ。
声明は「数百万人の市民が、ロシアとイランに支援を受けたアサド政権による差し迫る攻撃の脅威にさらされている」として、総攻撃を強く牽制(けんせい)した。
ポンペオ米国務長官も4日、反…