米国の無人偵察機をイランが撃墜した事件をめぐり、米紙ニューヨーク・タイムズなどは20日、トランプ米大統領がイランに対する報復攻撃を承認し、米軍の攻撃直前に承認を撤回したと報じた。トランプ氏は21日、ツイッターで「攻撃の10分前に止めた」と明らかにした。両国の対立が軍事衝突に発展する懸念が高まっている。
トランプ氏はツイッターで、イランの3カ所を攻撃対象にしていたとも明かした。攻撃で何人が犠牲になるかと聞くと、将官が150人と答えたとし、「無人機の撃墜とは釣り合わない」と攻撃撤回の理由を説明した。
同紙によると、米軍はイランのレーダーやミサイル施設を攻撃する計画で、市民への被害を最小限にするために21日の夜明け前に開始する予定だった。しかし、トランプ氏が攻撃直前に承認を撤回して中止させた。今後改めて攻撃を実行に移すかは明らかではないという。
米メディアによると、対イラン…