トランプ米大統領は1日、イランが貯蔵する低濃縮ウランが核合意で定められた制限量を超えたと発表したことについて、「イランは火遊びをしている」と非難した。ホワイトハウスで記者団に語った。トランプ氏は同日、フランスのマクロン大統領と電話でこの問題について協議した。
ホワイトハウスは1日の声明で「いかなるレベルでもイランのウラン濃縮を認めたことは誤りだった」と、オバマ前政権が主導したイラン核合意を批判し、イランにウラン濃縮を認めない原則に戻るべきだと主張。「米国と同盟国はイランの核兵器開発を決して許さない」とし、イランの指導者が行動を改めるまで、「最大限の圧力」をかけ続けると警告した。
ポンペオ米国務長官も声明で「イランは国際社会をゆすり、地域の安全保障を脅かすために核開発を利用している」と非難した。(ワシントン=渡辺丘)