大相撲の横綱稀勢の里(32)=本名萩原寛、茨城県出身、田子ノ浦部屋=が9日初日の秋場所に出場することになった。師匠の田子ノ浦親方(元幕内隆の鶴)が6日、明らかにした。ここまで、年6場所制になった1958年以降の横綱でワースト1位の8場所連続で休場中。秋場所は進退をかけた土俵となる。
稀勢の里、進退へ覚悟「来場所、すべてをかけたい」
相撲特集:どすこいタイムズ
稀勢の里はこの日、阿武松部屋に出稽古し、若手の阿武咲相手に10勝4敗だった。その後、師匠と電話で相談して出場を決めたという。師匠は「前向きに気持ちは固まっている。本人もやらなきゃいけないと思っている」と話した。
横綱在位10場所目で、新横綱だった昨年春場所以外、15日間を全うできていない。その春場所で左胸、左腕を負傷。その後は休場が続き、7月の名古屋場所の休場を表明した際には「来場所、すべてをかけて頑張る」と話していた。