大相撲名古屋場所は7日に愛知・ドルフィンズアリーナで初日を迎える。蒸し暑く、体調管理が難しいとされる夏の名古屋で、年6場所制後、最多7度の優勝を誇るのが横綱白鵬だ。春場所で痛めた右腕は順調に回復し、全休明けの土俵にむけ、場所前の稽古では元気な姿を見せた。
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「珍しく名古屋で体重が増えた」と白鵬は胸を張る。落ちない食欲は好調の証し。1日には出稽古に訪れた朝乃山と三番稽古を行い、夏場所で初優勝した新鋭の力を確かめた。負傷した右からも豪快な投げを打ち、朝乃山を砂まみれに。「今、最も脂が乗っている力士と稽古ができた。気持ちいい」。初日は七夕。短冊には「V43」と書き、2場所ぶり43度目の頂点を見据える。
注目は新小結の阿炎(あび)と竜電が上位をかき回せるか。上位陣との対戦が続く前半戦が勝負になる。
初日に白鵬と対戦する阿炎は「…