6日未明に起きた地震で、北海道の電力のほぼすべてが止まる「ブラックアウト」が起きた。地震直後から、北海道電力は本州から緊急の電力融通も受けたが、約295万戸の一斉停電を防げなかった。地震発生から停電に至るまで、何が起きていたのか。 北海道地震 支援情報 【災害INFO】地震が起きたときに役立つ情報など 北海道で震度7、道内の被害状況は 6日午前3時8分、札幌市南区の男性(62)は、窓がガタガタと鳴る大きな音に驚き、跳び起きた。部屋の明かりをつけ、テレビでニュースを見ていると、10分ほどで停電した。 自宅マンションのベランダに出ると、近隣の建物の明かりはついていた。「停電になっていない場所もあるんだな」。しばらくして、再び外を眺めると、周囲は一気に暗くなった。 地震発生直後、震源近くにあった北海道最大の火力である苫東厚真(とまとうあつま)発電所(厚真町)の2、4号機が自動停止した。当時の供給力の4割強が一気に失われた。需給バランスが崩れたままだと、各地の発電所の機器が故障を防ぐために停止し、ブラックアウトにつながる。札幌市の中央給電指令所では、電力を安定させるための作業に入った。 本州との間を結ぶ海底ケーブル「北本連系線」は北海道の異常を探知し、本州から60万キロワットの電力供給を始めた。北電もブラックアウトを防ぐため、一部地域を強制的に停電させて需要を減らす措置をとった。こうした対応もあって本州からの送電は一時、10万キロワットに減り、いったんは需給のバランスはほぼ回復した。 だが、安定した状況は続かなか… |
北海道を闇に包んだブラックアウト 空白の17分に何が
新闻录入:贯通日本语 责任编辑:贯通日本语
相关文章
菜の花畑、黄金の輝き 北海道地震乗り越え今年も
ゴルフ中の36歳男性が死亡、熱中症の可能性 北海道
北海道・佐呂間で39.5度 同じ北海道で気温差25度
最後の住人は「コンタ」 家主不在、地震で解体前の住宅
地震半年、8千人の笑顔集めよう 小学生が町を元気に
「流言飛語」SNS、北海道警が注意喚起 鳩山氏投稿も
大揺れ、半年後に再び「これからという時期にまた復旧」
震度6弱、まさかの列車泊 JR特急に居合わせた記者
新千歳空港は通常運航に 震度6弱で175人が空港泊
4人けが、74戸断水 地震活動に注意 北海道震度6弱
北海道地震、初の災害関連死 室内で転倒、持病悪化
強風で?倒れた看板、車下敷き 北日本などで猛吹雪警戒
厚真町で慰霊式「復興を約束する」 北海道地震100日
近づく厳冬期、避難所暮らしは年明け解消へ 北海道地震
雌阿寒岳、噴火警戒レベル2に引き上げ 北海道
札幌、最も遅い初雪観測 128年前の記録に並ぶ
かつての経験、被災地に生かす 仙台市職員が広島などへ
北海道・稚内などで初雪を観測 観測史上最も遅く
北海道地震2カ月、進む仮設入居 避難所になお150人
北海道地震、被災3町で仮設住宅入居始まる 家賃は無料
9月訪日外国人、前年比マイナス 北海道地震や関空被災
ブラックアウト検証、北電やっと開始 経営責任問う声も
苫東厚真発電所が全面復旧 北海道電力
札幌市東区で震度4 胆振地方中東部が震源の地震で
厚真町で震度4 北海道胆振地方震源の地震相次ぐ










