(15日、DeNA3―1巨人)
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巨人は4連敗で、4年連続で優勝を逃すことが確定した。「それが現実」。高橋監督は絞り出した。
一回2死一、二塁の守り。ロペスが一塁後方に打ち上げた。二塁手の山本は落下点に入ったのに、グラブに当てて落とした。試合後の高橋監督は「イージーミスすぎて……」と言葉が続かず、村田ヘッドコーチは「小学生でも捕れる」。3位以下が混戦で1試合の重みが増す中、最悪の形で先制点を与えた。
最少失点でこの回を切り抜けた後、ベンチで謝る山本の頭付近を触って「仕方ない」というしぐさをした菅野だったが、今度は自身が乗り切れない。「慎重になりすぎた。もっと大胆に攻められたら」と悔やんだのが三回。2死一塁から筒香、ロペス、桑原に対し、3者連続四球を与え、押し出しで失点した。
打線は、山口俊のFA加入による人的補償で移籍した平良の前に、六回まで打者3人ずつで凡退した。
4季連続での“V逸”は過去に2度しかなく、最長タイ。セ・リーグ優勝36回を誇る伝統球団にとって、この現実は重たい。(井上翔太)
●岡本(巨) 前日、右手に死球を受けて状態が不安視されたが先発出場。「全然大丈夫です。出られるか、出られないかで言ったら、出られるので」