「平成の歌姫」こと歌手の安室奈美恵さんが16日で引退するのにあわせて、この日に行われたプロ野球の各地の試合で安室さんのヒット曲が選手の登場曲に使用され、球場を沸かせた。
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日本ハム―オリックス(札幌ドーム)では、日本ハムの投手がマウンドに上がる時や、野手が打席に向かうたびに安室さんの曲が流れた。先発したマルティネス投手の「Baby Don’t Cry」に始まり、九回の最後の打者となった浅間大基選手の「Do Me More」まで、計45曲が使われた。
西武―ソフトバンク(メットライフドーム)でも、西武の選手が打席に向かう際に「安室メドレー」を使用。こちらは第1打席限定で、安室さんと同じ沖縄出身の4番打者・山川穂高選手は「Fight Together」が流れるなか打席へ向かい、本塁打を放った。発案者の1人でもある金子侑司選手は安室さんの大ファン。「新曲が出たら買うし、日本の歌姫。みんな好きだと思うので流しました」と話した。
ほかにもロッテ―楽天(ゾゾマリン)、DeNA―阪神(横浜)、巨人―中日(東京ドーム)でも、安室さんの曲で選手が登場するシーンがあった。
ヤクルト―広島(神宮)では、試合前に安室さんのヒット曲を流してファンを楽しませた。マスコットキャラクターのつば九郎も、試合前のフリップ芸で惜別のコメントを並べた。「90ねんだい あむらーVS.つばらーで らいばるどうしだった。らいばるがまいくをおいた。つばくろうはまだまだ NEVER END」
ふだんは、選手それぞれが自由に選んだ曲を流して登場するが、この日は各球場で粋な計らい。平成を彩った曲に乗って、全国各地で球音が響いた。