インドネシア中部スラウェシ島を襲ったマグニチュード(M)7・5の地震で、沿岸にある周囲の街を高さ3メートルほどの津波が襲った。スマートフォンで撮影されたとみられる映像には、津波の威力に驚き、おびえる住民の様子が映っている。
インドネシアでM7.5の地震 最大3メートルの津波も
インドネシアの国家防災庁(BNPB)報道官は、震源から約80キロ南のパルで住宅が並ぶ海沿いに津波が押し寄せる映像をツイッターに投稿。すでに浸水してがれきなどが流れている沿岸部に向かって、大きな津波が沖合から押し寄せてくる様子を映している。
津波は強い勢いのまま、家屋をのみ込むように到達。高い建物に避難していた住民たちが、その様子に驚き、悲鳴を上げながら逃げ回っている。報道官はツイッターに「津波は3メートルほどの高さに及んだ」と書き込んだ。
報道官が投稿した別の映像は、押し寄せる津波が木をなぎ倒し沿岸を流れる様子を、高台の道路に逃げた人々が心配そうに見つめる姿もとらえている。インターネット上には、津波によって倒壊したとみられる巨大な橋の映像なども出回っている。
インドネシア気象当局は地震後…