同性婚をした男性弁護士2人にカメラを向けたドキュメンタリー映画「愛と法」が公開中だ。LGBTら性的少数者を巡る「新潮45」の特集に批判が集まるなか、あまり知られていないゲイカップルの淡々とした日常が「家族」のあり方を問いかけ、日本社会の現実も浮かび上がらせている。 映画の冒頭シーンは、LGBTの人たちのパレードでにぎわう休日の公園。参加者の大半が「顔は出せない」と撮影を拒むなか、芝生に寝転ぶ南和行さん(41)を吉田昌史さん(40)がひざ枕する。2人は京大の大学院生だった2000年に恋人になり、同じ法科大学院へ通って司法試験に合格した。11年に結婚式を挙げた後、「弁護士夫夫(ふうふ)」を表明。大阪市内のマンションで暮らす。 2人が営む法律事務所では、和行さんの母ヤエさん(74)が事務員として働く。だが、和行さんは当初、ヤエさんに自分の性的指向を理解してもらえなかった時期もあった。そのことを講演会で明かすシーンもある。 昌史さんは、あまりお金にならない少年事件を多く扱い、未成年後見人になっている少年が行き場を失えば、自宅に居候させる。大学時代に父が他界して貧しく、同性愛の自分の居場所も見いだせずに苦しんだ心の傷を覚えているためでもある。 昌史さんはいつも2人分の夕食… |
傷つき、奔走して ゲイカップルの日常、ありのまま映す
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