映画「男はつらいよ」の世界を再現した「葛飾柴又寅さん記念館」(東京都葛飾区柴又6丁目)の大規模改修工事が終わり、13日、原作者の山田洋次監督(87)や俳優の浅丘ルリ子さん(78)らが出席して、リニューアルオープンの記念式典が開かれた。1969年に第1作が公開されてから50年。12月には、22年ぶりとなる新作が公開されるとあって多くのファンが詰めかけた。
山田監督は「夢を見ているみたいです。何しろ(第1作から)もう50年も経つんですからね。皆さん、よくここまで覚えて下さいました」とあいさつ。映画の舞台となった柴又についても触れ、「昔と変わらない面影を柴又は残している。地域の皆さんの努力があったからこそだと思います」と話した。
最愛のマドンナ役となったリリーを演じ、新作にも出演する浅丘さんは先月、試写を見たばかり。「すごく素敵な作品。感激して『ステキ!』と山田さんに抱きついちゃいました」とエピソードを披露。主題歌を歌い、オープニングシーンにも登場するのがサザンオールスターズの桑田佳祐さん(63)であることも挙げ、「何も知らなかったので、すごくびっくりしました」と語った。
「寅さん記念館」は、主人公の…