プロ野球・阪神の西岡剛(34)が2日、球団から戦力外通告を受けたことを自身のインスタグラムで明かした。「今シーズンをもちまして阪神タイガースのユニホームを脱ぐことになりました。カッコつけた言い方をしましたが、10月1日に戦力外通告を受けました」としている。
今後については「また来年もプロ野球選手として甲子園の土を踏めることを一つの目標として頑張ります」と、現役は続けたい意向を示している。
大阪桐蔭高から2002年のドラフト1巡目で入団したロッテでは中心選手として活躍し、10年には日本一に。日本代表としても06年の第1回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で優勝を経験した。11年に大リーグ・ツインズへ移籍し、13年から阪神へ。16年にはアキレス腱(けん)を断裂する大けがを負うなど故障も多かった。今季は23試合出場で打率1割3分2厘だった。
引退セレモニー「考えさえて」
球団の谷本修本部長は2日、遠征先の広島で報道陣に対し、1日のDeNA戦後に西岡に戦力外を通告したことを認めた。もし引退する場合は「セレモニーの用意はある」と伝えたが、西岡は「考えさせてください」と答えたという。
一夜明け、西岡はインスタグラムで現役続行の意思を表明。谷本本部長も、それを見て西岡の意思を知ったという。その後、西岡は「(先に発表して)すみませんでした」と谷本本部長に謝ったという。
西岡は1軍登録されたままで、この日の広島遠征にも同行。谷本本部長は「(今季の起用は)現場に委ねます」と話した。