北朝鮮の朝鮮中央通信は2日朝、非核化協議をめぐる米国の姿勢を批判する論評を伝えた。米国が北朝鮮に一方的な非核化措置を迫っていると反発し、北朝鮮が求めている朝鮮戦争の終戦宣言は6月の米朝共同声明に基づく当然の措置だと強調。「米国が(終戦宣言を)望まないなら、我々も恋々としない」と表明し、今月予定されているポンペオ米国務長官の訪朝を前に、米国を強く牽制(けんせい)した。
朝鮮中央通信は「我々が実質的で重大な措置を取り続けているのに、米国は旧態依然とした制裁強化を念仏のように唱えている」と主張。そのうえで、朝鮮戦争の終戦宣言について「非核化措置と交換する取引の対象ではない」「すでに半世紀前に解決されるべき問題であり、米国も公約した新たな朝米関係と平和体制を作る最も基礎的な工程だ」と強調した。
9月の南北首脳会談で米国が「…