プロ野球阪神の来季の新監督人事を巡り、揚塩(あげしお)健治球団社長が13日、宮崎市内で矢野燿大(あきひろ)・2軍監督(49)と会談した。候補を矢野氏に絞り、監督就任を要請したとみられる。
金本監督、一人で決めた辞任「改めて育成というのは…」
「まな弟子」たちが意地 ラストゲームの金本監督が笑顔
矢野氏は現在、若手主体のフェニックスリーグが開催されている宮崎に滞在している。揚塩社長はこの日午後、宮崎入りし、チーム宿舎で矢野氏と会った。会談後、社長と矢野氏は球団を通じて、「今日は何もお伝え出来ません」とコメントした。
阪神は今季、17年ぶりの最下位に沈み、金本知憲(ともあき)監督(50)が引責辞任することを11日に発表した。
矢野氏は大阪・桜宮高、東北福祉大を経て、1990年秋のドラフトで中日に入団し、98年からトレードで阪神に。03、05年のリーグ優勝に正捕手として貢献し、10年に引退。
金本監督が就任した16年に作戦兼バッテリーコーチで復帰した。今季は2軍監督を務め、「超積極的野球」を掲げ12年ぶりのファーム日本一に導いた。
球団は25日開催のドラフト会議には新体制で臨みたい意向を示している。