マレーシアのマハティール首相とタイ軍事政権のプラユット暫定首相が24日、タイの首都バンコクで会談した。マレーシアに接するタイ最南部で活動を続けるイスラム武装勢力とタイ政府との和平に向け、協力していくことで一致。マハティール氏は会談後の記者会見で「暴力を終わらせるため、可能なあらゆる支援をする」と述べた。
プラユット氏も「外部からの協力があれば我々の仕事が容易になる」と述べ、マレーシアの協力に期待を表明した。また、両首脳は国境の治安強化、テロや麻薬取引、人身売買への対応などでも連携していくことを確認した。(バンコク=貝瀬秋彦)