中日本高速道路は24日、トイレの忘れ物や急病で動けなくなった人を見つけ、音と光で周囲に知らせる独自のセンサーを開発したと発表した。早ければ来年度の実用化をめざす。
センサーは天井に設置し、人や物の影を検知する。一定の時間内に動きや形に変化が確認されなかった場合、忘れ物や急病人と判断される。ライトの点滅に加え、「忘れ物はありませんか? お確かめください」とのアナウンスが流れる仕組みだ。正確な検知ができるよう人工知能(AI)も活用している。
トイレの忘れ物の防止対策として、西日本高速では個室の棚部分に照明をあてて注意を促す方法を導入している。個室全体でセンサーが検知し、急病人にも対応する仕組みは中日本高速が初めてという。
同社管内での忘れ物は昨年度約…