広島の丸佳浩外野手(29)が今季取得した国内フリーエージェント(FA)権を行使した。7日、球団に申請書類を提出し、「プロ野球選手である以上、他球団の評価を聞いてみたい」と話した。球団は宣言しての残留を認めているため、今後、移籍か残留かを判断することになる。
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松田元(はじめ)・球団オーナーは「(丸は)主力選手。人格もしっかりしているし、彼がおらんかったら困る」と高く評価し、全力で引き留める方針を示している。球団はすでに複数年契約と今季の推定年俸2億1千万円から大幅な増額を提示。さらにかつてはなかなか認めてこなかったFA宣言しての残留についても「選手の権利」として認める方針を示している。
丸は「宣言しての残留というやり方も選択肢の一つ」と話していた。
昨季セ・リーグMVPの丸は、今季は故障で20試合ほど欠場しながら、打率3割6厘、チーム最多の97打点、リーグ2位の39本塁打をたたきだし、球団史上初の3連覇の立役者となった。