(スピードスケートW杯、帯広大会最終日)
日本人同士が世界トップで競い合う数少ない種目がある。女子1000メートル。平昌五輪500メートル「金」の小平と同1500メートル「銀」の高木美の2人は、それぞれ異なるレースを展開し、この「中間距離」で火花を散らす。スピードを生かした先行型の小平に対し、高木美は追い込み型。2人は別々の組で力を発揮した。
小平はスタートから飛び出した。最初の200メートルは17秒77。600メートルは10月の全日本距離別を0秒14上回るタイムで通過した。直後の組の高木美は600メートル通過で小平に0秒38遅れたが、ここから差を縮めていく。
最後の400メートルは小平が…