スピードスケートのワールドカップ(W杯)最終戦最終日は10日、米ソルトレークシティーで行われ、女子1500メートルで高木美帆(日体大助手)が1分49秒83の世界新記録で優勝した。従来のタイムを1秒02更新した。24歳の高木美はW杯通算10勝目で、うち8勝が1500メートル。9日は1000メートルで日本記録を樹立した。
高木美は昨年の平昌五輪では団体追い抜きで金、1500メートルで銀、1000メートルで銅メダルを獲得。昨季は500メートルから5000メートルまでの4種目で争う世界選手権でも、日本女子初の総合優勝を果たした。
今季は短距離の世界スプリント選手権で総合2位、世界選手権でも総合2位と、短距離から長距離まで世界で戦える万能性を発揮している。