プロ野球オリックス・バファローズのイニシャルマークが、来季から「B」に変わることが25日、発表された。今までは「Bs」。なぜ「s」を取り去ることになったのか。
この日、京セラドーム大阪であった「ファンフェスタ」で来季のユニホームがお披露目された。中でも、目を引いたのが帽子のマーク「B」だ。
2004年の球界再編騒動を経て、オリックス・ブルーウェーブと大阪近鉄バファローズが統合し、初のシーズンを迎えた05年から今季まで、ずっとロゴは「Bs」のままだった。球団によると、「ブルーウェーブ」、「バファローズ」、そして前身の阪急「ブレーブス」の頭文字のBと、その3チームがひとつになって戦うという意味から複数形の「s」を付けることになったという。
あれから14年。19年シーズンでは、その「s」がなくなる。球団の企画事業部の後藤俊一・宣伝グループ長は変更の理由について「さらに一つにまとまったという意味があり、強い絆で結ばれたチームの姿を表しています」と説明した。一方、ファンに親しみがあるグッズショップ「BsSHOP」、ファンクラブ「BsCLUB」、球団のパフォーマンスグループ「BsGirls」は今のところ「Bs」を来季も使い続ける予定だという。
チームは新しいロゴで心機一転、1996年以来のリーグ優勝を目指す。(辻隆徳)