平昌(ピョンチャン)五輪のフィギュアスケート男子で66年ぶりの連覇を達成した羽生結弦選手(ANA)が、グランプリ(GP)シリーズ上位6人で競うGPファイナル(12月6日開幕、カナダ・バンクーバー)を欠場することになった。今月17日のシリーズ第5戦ロシア杯の公式練習で、右足首を痛めたため。日本スケート連盟が29日、発表した。
連盟によると、右足関節外側靱帯(じんたい)損傷、三角靱帯損傷、右腓(ひ)骨筋腱(けん)部損傷と診断された。負傷から3週間は患部の安静と固定が必要で、さらにリハビリに約1カ月を要するという。12月21日に競技が始まる全日本選手権(大阪府門真市)の出場は未定だ。
羽生選手は第3戦フィンランド大会とロシア杯で優勝し、GPファイナル進出を決めていた。(浅野有美)