めんたいこ製造大手のふくや(福岡市、川原武浩社長)の持ち株会社、かわとし(同)は29日、同じめんたいこ製造の鳴海屋(福岡市、北島将三社長)を買収したと発表した。工場を集約したり、材料を共同で仕入れたりして、コスト削減などを進める。
かわとしが27日付で鳴海屋の全株式を取得した。取得金額は非公表。贈答用などめんたいこの需要が減る中、人手不足などの課題もあり、連携して対応する。両社の社名やブランド名は維持し、合併予定もないという。2018年3月期決算の売上高は、ふくやが約150億円、鳴海屋が約25億円だった。(田幸香純)