はたらく細胞 [PR] ノーベル医学生理学賞の受賞が決まった京都大の本庶佑(ほんじょたすく)特別教授(76)の授賞式が、10日(日本時間11日未明)に控えている。本庶さんの研究は、新しいがん治療薬「オプジーボ」に結びついた。この薬は人の体のなかでどう働いているのか。擬人化した細胞をコミカルに描いた漫画「はたらく細胞」の作者清水茜さんに描き下ろしてもらった。 「はたらく細胞」は人の体内でさまざまな働きをする細胞を擬人化し、病原体との戦いなどを描いた漫画。2015年から月刊誌「少年シリウス」(講談社)で連載。単行本は累計330万部(関連作品、電子版含む)を突破し、アニメや舞台もつくられる人気作となっている。
はたらく細胞① 今回の登場人物は、主に2人いる。一人は、免疫細胞の一種のキラーT細胞。ウイルスや細菌などの病原体や異物を攻撃する役割をもつ。もう一人は、異物の「代表格」でもあるがん細胞だ。
はたらく細胞② 通常は、体の中にがん細胞が現れても、キラーT細胞が異物と認識して攻撃するため、私たちの体は健康を保つことができる。一方で、がん細胞は、もとから異物だったわけではなく、自己の細胞の異常によって生まれたもの。こうした攻撃を、巧みに回避するしくみも持っている。
はたらく細胞③ 本庶さんらの研究チームが発見したのは、キラーT細胞などの免疫細胞の表面にある「自己」と「異物」を見分けるための分子だ。がん細胞がこの分子にくっつくたんぱく質を出すことで、免疫細胞は異物と認識できず、攻撃できなくなる。漫画では分子をキラーT細胞の「目」に、たんぱく質をその目に貼り付くがん細胞の「手」に例えている。 がん治療薬「オプジーボ」は、… |
「はたらく細胞」オプジーボの活躍は? 作者描き下ろし
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