プロ野球オリックスから国内フリーエージェント(FA)権を行使していた西勇輝投手(28)が、阪神への移籍を決断したことが6日、分かった。西に関してはソフトバンクなども獲得に乗り出し、オリックスは残留を要請していた。西は近日中に阪神と3度目の交渉を行い、その後に正式に入団を表明する見込みだ。
西は三重・菰野(こもの)高から2009年、オリックスに入団。プロ10年で通算74勝を挙げ、今季を含む5度の2桁勝利をマークしている。
今季最下位に終わり、先発投手の補強を最優先としてきた阪神は、谷本修球団本部長らが11月16、24日と2度にわたり西と交渉し、複数年の大型契約を提示した。西も同25日に「非常に熱意を感じた」と認め、「方向性が決まってきているのは確か」と話していた。