フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ上位6人で競うGPファイナルの男子で、2年連続2位となった宇野昌磨(トヨタ自動車)が8日(日本時間9日)、カナダ・バンクーバーで一夜明け会見をした。報道陣との主なやりとりは次の通り。
フィギュア特集 Kiss and Cry
――この試合を振り返って浮かんでくることはありますか?
「う~~ん、ここに来るまで3回取材を受けて、聞かれて思ったのは、『やっぱり自分を信じる、難しいな』。こんなにも自分のことなのに難しいな、と実感しています」
――今回はショートプログラム(SP)もフリーも信じられなかったんですか?
「そうですね。フリーの中盤は練習通りに出来たという面に関して、練習が生きた。そして、練習を信じることができたんじゃないかなと思うんですけど、後半のコンビネーションジャンプだったとか、SPの前、SPのときは公式練習の前から自分を見失っていて、本当に練習を、どういう練習を何のためにしてきたんだというぐらいのひどいコンディションまで自分で下げてしまっていたので。フリーでは持ち直すことができましたけど。そこまで落としてしまったのは、自分の自信喪失からつながったことなんじゃないかなと思います」
――ここに来て、崩れてしまった。いままで急にぽんと崩れることはなかったんじゃないですか? 何かあったんですか?
「やはり僕の中でのトリプルア…