トヨタ自動車子会社のトヨタ車体(愛知県刈谷市)は、来年1月に南米ペルーでおこなわれる「ダカール・ラリー」への参戦を発表した。市販車部門での6連覇をめざす。
ダカール・ラリーは「世界一過酷なラリー」といわれる。トヨタ車体は最低限の改造しか認められていない市販車部門で、2014年大会から5連覇中。今回も開発・生産を担う「ランドクルーザー200シリーズ」をベースにした2台で挑む。
19年大会の総走行距離は前回の半分ほどの約5千キロだが、競技区間の大半は砂丘で、ドライバーやメカニックへの負担は大きいという。増井敬二社長は「砂漠や高地を走ってランドクルーザーの信頼性や耐久性、走破性を示し、知見を開発につなげたい」。18年大会で初優勝し、今回もドライバーを務める社員の三浦昂(あきら)さん(35)は「ねばり強く走りたい」と話した。