日本水産は、ちくわや揚げ物など家庭用のすべてのすり身製品を、来年3月1日出荷分から5~10%値上げすると発表した。原料となるスケトウダラのすり身が高騰し、人件費や原油価格も上がっているためという。「活(いき)ちくわ」や「おさかなのソーセージ」などが対象。個別の値上げ幅は、「取引条件によって出荷価格が異なるため」(広報)として公表していない。すり身製品を含む業務用食品の約3割も3~13%値上げする。
原材料高や人件費の高騰などを理由にした値上げは、アイスクリームや冷凍食品など他の身近な食品にも広がっている。(筒井竜平)