瀬戸内7県と民間企業でつくる「せとうち観光推進機構」(広島市)は11日、米有力紙ニューヨーク・タイムズの「2019年に行くべき場所」に、瀬戸内の島々が7位に選出されたと発表した。瀬戸内国際芸術祭を始め、見どころが多いと評価された。
同紙が9日付電子版に掲載し、国内の観光地で上位に選出されたのは瀬戸内だけだった。芸術祭のほか、昨年就航した自転車を持ち込める船や、広島平和記念資料館の改装などが注目された。
同機構は7県での訪日外国人客の宿泊数を20年に600万人泊にする目標をつくり、欧米豪の旅行者への認知向上に力を注ぐ。今回の選出は「世界の旅行先として認められ始めた結果だ」と喜んでいる。(伊沢友之)