(27日、大相撲初場所千秋楽)
第2子誕生の日に初優勝 玉鷲が二重の喜び「感謝の涙」
関脇玉鷲が初優勝 34歳2カ月、史上2番目の高齢記録
相撲特集:どすこいタイムズ
優勝を決める一番も、玉鷲は頭からぶちかました。パパンと小気味よく遠藤の体に手を伸ばす。間髪入れない突き落としで勝負をつけた。
ひたすらに突いて、押す。片男波親方(元関脇玉春日)が「野球で例えるなら豪速球」と言う玉鷲の相撲は、新弟子時代からの地道な稽古が築き上げた。19歳の玉鷲を部屋に入れた先代師匠、楯山親方(元関脇玉ノ富士)は「初対面で上半身が柔らかいと思った。十両ならなれるかな、と」と振り返る。一方で下半身は硬かった。直線的に前に出る相撲が体に合っていると見込み、徹底的に突き押しを教え込んだ。
モンゴルにいた頃、好きなテレ…