韓国・釜山市議会は28日、在釜山日本総領事館前に市民団体が設置した旧日本軍の慰安婦を象徴する少女像を市が保護する条例を改正し、像が破損した場合に市が修理する義務規定などを新たに盛り込んだ。
改正条例では、釜山市長が像の管理責任者を指定。半年に1回以上、定期的に像の状態を点検し、破損や変形が発見された場合、市が修理して保存処理することを義務づけた。市長が像を管理する市民団体を指定し、管理活動に必要な予算を支給できるとも定めた。
像は2016年末に釜山総領事館前に設置され、市議会が17年6月末に保護条例を定めていた。(ソウル=牧野愛博)