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「家康公係」を新設へ 生誕地なのに…認知度低い岡崎市

徳川家康の生誕地である愛知県岡崎市が、新年度から観光推進課に「家康公係」を新設する。「家康ゆかりの地」としての全国の認知度が浜松市や静岡市と比べてまだ低く、家康に関連する行事を通して岡崎のPRを強化する。


岡崎市などによると、家康は1543年1月(天文11年12月)に岡崎城(同市康生町)で生まれてから47(天文16)年に人質に出されるまでの間と、60(永禄3)年に戻って70(元亀元)年に浜松城を築いて移るまでの間を岡崎で過ごした。


新設する「家康公係」は、家康に関連する行事を民間と連携して実施する。内田康宏市長は「いろいろな部署がやってきた家康公や三河武士団のPRを統括する部署にしたい」と語る。


「たぬきおやじ」のイメージで語られることがある家康だが、市は「若武者の家康像をアピールしたい」(内田市長)と、家康の銅像制作も決めた。台座を含めて高さ約9・5メートル、幅約2・4メートル、奥行き約5メートルで、制作費約1億2千万円は市民の募金などでまかなう。今秋ごろに完成し、名鉄東岡崎駅前に設置される予定。「家康公係」は銅像を活用したイベントも検討していくという。(大野晴香)


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