千葉県野田市の小学4年、栗原心愛(みあ)さん(10)が自宅で死亡した事件で、父親の栗原勇一郎容疑者(41)=傷害容疑で逮捕=が学校に「娘は(妻の実家のある)沖縄にいる」と説明していた内容が虚偽だった可能性があることが30日、捜査関係者への取材でわかった。親族は県警に「帰省していない」と話したという。
小4死亡、「父親から恫喝」と親族が沖縄県糸満市に相談
「殺してやる」「黙れ」 小4死亡、1年前から怒鳴る声
学校や千葉県柏児童相談所によると、心愛さんが最後に登校したのは冬休み前日の昨年12月21日。休み明けの今月7日と11日、栗原容疑者から学校を休ませる理由として「沖縄にいる」「曽祖母の体調が悪い。登校は2月4日になる」などと電話があった。しかし、捜査関係者によると、親族はこの間、心愛さんは沖縄に帰省していないと説明しているという。千葉県警は、栗原容疑者が学校にうその説明をして心愛さんを長期間休ませていた可能性が高いとみて、当時の生活実態などを調べている。
心愛さんは虐待の恐れがあると…