東京都内のコンビニエンスストアやドラッグストアで12日、バーコードに代わる商品管理ツールとして注目される「電子タグ」の普及に向けた実証実験が始まった。電子タグは様々な業務の効率化につながると期待されている。実験では、食品ロスを削減するため、賞味期限が近い商品を自動的に「お買い得」にする取り組みを試す。
薬局、全商品に電子タグ 人手不足受け2025年までに
実験は経済産業省の主催で、ローソンなどの5店舗で今月末まで実施する。賞味期限が迫った商品を購入すると、その場で値引きされたり、決済サービス「LINEペイ」のポイントをもらえたりする。
東京都江東区のココカラファインでは、ビールやヨーグルトなど約20商品に電子タグが取りつけられた。冷蔵棚に設置した読み取り機が電子タグに入力されている賞味期限の情報を自動で読み取り、電子値札にLINEペイの還元ポイントを明示する。消費者は、賞味期限が近い商品のお買い得情報をLINEで受け取ることもできる。
経産省の担当者は「お得に買え…