千葉県野田市の小学4年、栗原心愛(みあ)さん(10)が自宅で死亡した事件で、傷害容疑で逮捕された両親が約1年前から度々、食事を与えないなどの虐待を繰り返していた疑いがあることが、捜査関係者への取材でわかった。県警は父親の勇一郎容疑者(41)を勾留期限の14日にも心愛さんへの別の傷害容疑で再逮捕する方針。
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死亡の小4、年末から軟禁か 母「夫帰宅後に行動報告」
捜査関係者によると、勇一郎容疑者の再逮捕容疑は昨年12月下旬~今年1月初旬、自宅で心愛さんを暴行し、けがを負わせたというもの。県警は母親のなぎさ容疑者(32)も在宅し、共謀していた可能性があるとみて調べている。
一家は2017年8~9月、沖縄県糸満市から野田市に転居した。捜査関係者によると、2人はその後、1年ほど前から心愛さんに断続的に食事を与えなくなり、数日間続けることもあった。これまでの2人の供述などから明らかになったという。心愛さんは特別に痩せてはいなかったが、県警は周囲に発覚しないような形で続けたとみている。
心愛さんの遺体は1月24日午…