NHKは13日、4月から報道番組「クローズアップ現代+」の放送を、これまでの週4日(月~木)から週3日(火~木)に減らすと発表した。放送時間は5分増やして30分とする。
1993年の番組開始以来、クロ現は平日夜に週4日の放送を続けてきた。13日の定例会見で、報道の看板番組を縮小する理由について問われた木田幸紀放送総局長は、番組内容の充実をねらって1回分の放送時間を増やすため、1回あたりの番組制作の労力が増すと説明。「ここは無理に(週に)4本というよりは、3本にまず集中してみる」と述べた。
クロ現の放送がなくなる月曜夜は、波瀾(はらん)万丈の人生を歩んだ人を紹介するドキュメント・バラエティー番組「逆転人生」を新たに始める。政治、経済、社会、科学など幅広い分野の時事的な話題を掘り下げて伝えてきたクロ現は、NHKスペシャルと並び称されることも多いNHK報道の看板番組。16年に国谷裕子さんがキャスターを降板した際、「クローズアップ現代+」としてリニューアルし、放送時間を午後7時半から同10時に移していた。