改元の5月1日前後の7日間のテレビ番組で、天皇や改元をめぐる特集が170時間を超えたことが、番組・CM調査を手がけるエム・データ(本社・東京都港区)の調べでわかった。
「ふわっとした情緒」皇室支持続々 改元報道に識者は
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同社は、NHKと在京民放キー局の4月28日~5月4日の地上波放送で「改元」「令和」「天皇」「皇后」のいずれかのキーワードが入ったコーナーや特集などの総量を調べた。分野別ではニュース・報道番組で76時間59分、ワイドショー・情報番組で73時間35分に上り、ドキュメンタリーは3時間32分だった。
局別では、TBSとフジテレビがいずれも36時間を超え、次いでNHKが33時間20分、日本テレビが31時間5分、テレビ朝日が25時間50分で、テレビ東京は7時間22分だった。
また、これらの放送のなかで「憲法」「象徴天皇」「女系天皇」「女性天皇」「女性宮家」「二重権威」のいずれかのキーワードが含まれたコーナー・特集などはNHKが3時間50分、TBSが2時間15分、フジは57分、テレ東は46分、日テレとテレ朝は28分にとどまった。(赤田康和)