優れた新進脚本家を顕彰する第7回「市川森一脚本賞」に、昨年放送されたTBS系ドラマ「アンナチュラル」の脚本を手がけた野木亜紀子さん(44)が選ばれた。同賞財団が29日、発表した。
都内で同日開かれた記者会見で野木さんは、「脚本を書いたのも、撮影も2017年のドラマなので、お年玉をもらったような気分ですが、脚本に特化した賞をとれてよかったです」などと語った。
「アンナチュラル」は野木さんのオリジナル脚本。石原さとみさんが演じた主人公の解剖医が、死の裏側にある謎や事件を明るみにしていく物語。選考理由について財団は「作者の持つ確かな社会観に裏打ちされた豊かな物語性が加味され、優れたエンターテインメント作品となった」と説明。渡辺紘史常務理事は会見で、「すでに第一線の方で、私たちの賞を受けていただけるか心配だったが、オリジナル作品の中で一番良い作品だったので、迷わず野木さんにお願いした。選考委員は全員一致で推薦しました」と述べた。
アンナチュラルは昨年の「東京…