ミャンマー国軍トップのミンアウンフライン最高司令官が14日、首都ネピドーで朝日新聞との単独会見に応じた。アウンサンスーチー国家顧問が目指す軍の政治関与を定めた憲法の規定の改正について、「今は政治と治安に安定が必要だ」として否定的な見解を表明した。改憲には国会で軍人議員の賛成が欠かせず、ミャンマーのさらなる民主化に向けた改憲は当面、実現が難しい状況になった。
最高司令官は国防相など主要3閣僚の任命権を持つ。非常事態の発生時は全権を掌握でき、大統領と並ぶ権威と権限があり、発言の影響力は絶大だ。
かつての軍政下で成立した現行…