プロ棋士が対局中に食べる「勝負めし」。16日の第12回朝日杯将棋オープン戦(朝日新聞社主催)では、午前の準決勝と午後の決勝の間に対局者が食べる昼食に協賛企業のローソンから弁当などが提供された。対局者は10種類のメニューの中から好きなものをいくつでも選べたが、対局への影響を考えてのことなのか、意外なものが選ばれた。
藤井聡太 名人への道
【写真特集】棋士の勝負メシ、藤井七段が選んだ弁当は
あらかじめ選んでもらったのは、準決勝に臨む渡辺明棋王、千田翔太六段、行方尚史八段、藤井聡太七段の4人。
用意された料理は10種類で、①贅沢(ぜいたく)御膳(季節の食材を織り込み、2種類のご飯で仕上げた彩り弁当)、②ふるまい御膳(紅鮭(べにじゃけ)・煮物など彩り豊かなおかずの弁当)、③「これが幕の内弁当」、④「これが からあげ弁当」、⑤「これが ハンバーグ弁当(チーズイン&デミ)」の弁当5種類、⑥ふんわり天津炒飯(チャーハン)、⑦1/2日分の野菜が摂(と)れるちゃんぽんと⑧1/2日分の野菜が摂れるあんかけ焼きそばの麺2種類、⑨緑黄色野菜のサラダと⑩7種の彩り春雨サラダのサラダ2種類。この中からいくつ選んでもよいということで、事前に希望を出してもらった。
通常の「勝負めし」は対局を中断した昼食休憩や夕食休憩に食べることが多い。たくさん食べると眠くなるからと軽いものにしたり、ほとんど食べない棋士もいる。一方で加藤一二三九段のように、うな重や寿司(すし)など「しっかり食べる派」の棋士もいて、様々だ。
14日に行われたB級1組順位…