19日午前1時25分ごろ、愛知県愛西市の養豚場で、「豚を燃やしている人がいる」と消防を通じて津島署に通報があった。署によると、この養豚場の経営者の男性が燃やしたといい、署の調べに対し「(家畜伝染病の)豚(とん)コレラの可能性もあるので、先週から死んだ豚を数頭燃やした」と話しているという。
豚コレラ
愛知県内ではこれまで豊田市や田原市で豚コレラの感染が確認されているが、愛西市での感染は確認されていない。県は、この養豚場について、豚コレラの検査をする方針だ。
豚コレラは豚とイノシシが感染し、発熱や食欲不振、うずくまりなどの症状がみられる。致死率は高いが、人にはかからず、感染した豚などの肉を食べても人体に影響はないという。
県は飼育している豚などで豚コレラの感染が疑われる場合は、最寄りの家畜保健衛生所に連絡するように呼びかけている。